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国内インターンシップ(社長カバンもち体験)

社長に一日密着インターン!たくさん恥をかいたけれど、そのおかげで一歩前に踏み出せた。 体験者:十合 平(そごう たいら)。カバンの持ち主:株式会社ディーエスピーリサーチ 中西社長

訪問した会社

会社名
株式会社ディーエスピーリサーチ
所在地
兵庫県神戸市
業務内容
通信機器及び無線機器の総務省登録認証・認定機関。および同機器の検査・測定・評価試験機関。
主なクライアントは、大手日本メーカーと大手海外メーカー。

たった一人で企業へ!

「彼はまだ学生なんだけど、今日は僕と一日行動をともにしているんですよ」。
中西社長が英語でそう言うと、海外から来られたお客さまは、ニッコリ笑って僕にも名刺を差し出してくれた。中国系オーストラリア人の彼は、笑顔の素敵なエリートビジネスマンといった雰囲気。
僕は、名刺交換なんて初めての経験だし、ちょっとドキドキしながらも自分の名前を言って、ぎこちなく受け取る。「Nice to meet you」なんだか公式に認められたような気がして嬉しくなった。きっと、この感動は忘れられないだろう。


その方は、初めて来社されたお客さまで、これからディーエスピーリサーチによる商品プレゼンテーションを受けるのだ。最初は、コーヒーを飲みながら社長と軽いジョークをかわしていたが、いよいよ商談となると場の空気は一変して引き締まる。社長の表情も、スイッチが入ったように切り替わり、僕は第一線の現場にいることに鳥肌がたった。

社会に出たら求められること

午前中の電話会議もそうだったが、会話のほとんどが英語である。しかも、専門用語がガンガン飛び交っているので、話の内容がさっぱりつかめない!ただひとつ確信したのは、社会で求められる英語のレベルはこういうものだ、ということ。僕は英語には多少自信があったのだが、自分の能力がまだまだであることを痛感させられた。


そして、社内会議中にこんな発見もあった。女性スタッフの方がみんなに2杯目のお茶を出してくれた時のこと。お茶を配り終えて、代わりに飲み終わったカップをお盆に乗せた彼女は、手がふさがっていてドアを開けることができなかった。
僕は近くにいながら、目の前のことで精一杯だったのか「開けてあげて」と言われて初めて気がついた。実務能力だけでなく、こういった気配り精神も大切であることを学ばせていただいた。

もっと自分からどんどん行かないと!

社長の目まぐるしいスケジュールに同行しながら、ふと思った。
僕は、せっかく多くのことを学べる環境にあるのに、チャンスを逃していたんじゃないか・・・?CUBEでは、授業以外にも、勉強会や外部の人と接触するセミナーがたくさんある。目の前にチャンスが転がっているのに、手の間からこぼしていたんじゃないか・・・。
スタッフの方からも、「社会に出てからも勉強はできるけれど、本気で勉強に打ち込めるのは今だけだよ」と言われた。


ランチタイムに、中西社長から「将来はどんな道に進みたいの?」と聞かれた。
僕は、父が会社を経営していること、将来的には会社を継ぐことができればいいと思うが、そのためには、まず社会に出て企業のあり方や組織について多くのことを学ばなければいけないと考えていると答えた。そして、今興味があるのは環境負荷が少ないエネルギーとして注目される太陽光発電ビジネスであると続けた。
中西社長は、「そうだね。十合君のいうとおり、企業に勤めて組織を知ることはとても大切だ。ひとつアドバイスをするなら、東京に本社を置き、一部上場している企業に勤めなさい。そこで少なくとも3年間勤めて、それからお父様の会社を継ぐかどうか判断するといいよ。」とアドバイスしてくださった。とてもお忙しい方なのに、僕の話に耳を傾けてくださったことにとても感動した。


今回のカバンもち体験ではいっぱい恥をかいたが、そのおかげで新しいことに挑戦する勇気がついた。これをきっかけに、いろいろなことに一歩踏み出せそうだ。

1日のスケジュール

10:00 社内見学。11:30 海外支社との電話会議に参加。12:30 中西社長とランチ。14:00 海外からの来客へのプレゼンテーションに参加。16:30 近くの医療機器会社を見学。17:00 退社。

「社長カバンもち体験」から自分に起こった変化は?

  1. 帰ってからすぐに名刺を作りました(笑)!20枚くらい刷ったのですが、CUBEを訪れた企業の方へのキャンパスツアーや、岡本キャンパスで行われた講演会などで名刺交換して、すぐになくなってしまいました。
  2. 授業が終わってからも、キャンパスで9~10時頃まで勉強しています。今参加しているのは、経済ミクロとマーケティングのセミナーです。
  3. 学生同士の勉強会も開いています。授業が分かりにくかった学生のために、みんなで復習したり、試験のための勉強会の時間を作っています。

あなたにとって、CUBEとは?

CUBEの学生であることにプライドを感じている
入学が決まった時から考えると約1年が経ちましたが、佐藤学部長や先生方に多くのことを教えていただきながら、あっという間の1年でした。CUBEで学んでいることにとても満足しているし、これからも、着実に自分の力をつけていきたいと思っています。
「1冊の本を書き上げる」そんな気持ちで、この4年間を過ごしたい
CUBEでの4年間を例えるとしたら、1冊の本を書き上げる作業のようなものではないかと思います。
1年目の今年は、まず目次(全体像の把握)を。2年次からは、新たに始まる「プロジェクト科目」などを通じて、目次項目の一つひとつについて深めていき、卒業時には1冊の本を完成させたいと思っています。
完成するまでには多くの失敗があるでしょうが、行動を起こさなければ何も始まらない。失敗を恐れるよりも、少しでも成功に向けての努力をしていきたいと思います。
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