HOME >  学生たちが行く! >  社長カバンもち体験(合田 達也さん)

国内インターンシップ(社長カバンもち体験)

社長に一日密着インターン!いつか起業したい!夢の輪郭がはっきりとしてきた。 体験者:合田 達也(ごうだ たつや)。カバンの持ち主:株式会社ディーエスピーリサーチ 中西社長。エコバシ株式会社 上辻社長。

訪問した会社

1日目
会社名
株式会社ディーエスピーリサーチ(兵庫県神戸市)
業務内容
通信機器及び無線機器の総務省登録認証・認定機関。および同機器の検査・測定・評価試験機関。
主なクライアントは、大手日本メーカーと大手海外メーカー。
2日目
会社名
エコバシ株式会社(大阪市)
業務内容
広告代理店。「エコバシ」とは、間伐材など環境に配慮した木材で作った割り箸。
その箸袋を広告スペースとして提供し、大学やコンビニで配布。広告料の一部を「緑の募金」に寄付している。

「飛び込み営業」の厳しさを知る

大阪心斎橋にある大手ファミリーレストラン。その前で、僕は大きく深呼吸していた。今から、自分が先頭に立って「エコバシ」を売り込みに行くのだ。
事前のアポは取らない。話すのは僕の役目で、社長は無言で後ろに付いているだけ。もちろん僕がインターンシップの学生であることなど相手は知るはずもない。
こんな立派なお店に僕なんかが行って、後々問題になったらどうしよう・・・。しかし、今さら引き返せない、覚悟を決めて店内に入る。


店長さんは戸惑った様子だったが、少しだけなら話を聞いてくれることになった。僕は今日のために作ってもらった名刺を差し出し、エコバシが地球環境に配慮した割り箸で、箸袋が広告になることを必死で説明した。
しかし、店長さんにはどのくらい伝わったのだろう・・・?自分の頭のなかでは、エコバシのポリシーがいかに素晴らしいか、利益追求だけでなく大きな視野で動いているかを理解しているつもりだが、相手にそれを伝えるのはとても難しい!
それからも商店街を何時間も歩き回り、いろいろな店にアタックした。あっさり断られたりもしながら、営業の難しさと、伝えるための工夫が必要であることを実感した。


社長二人から学ばせてもらった多くのこと

実は将来、起業したいという夢がある。そういった意味でも、今回二人の社長にお会いできるのがすごく楽しみだった。
1日目のディーエスピーリサーチの中西社長は、とにかくスケールの大きい方だった。朝から同行させてもらったのは、神戸市役所との会議。話題は会社単体のことではなく、兵庫県全体の将来に関わる内容だった。僕はただ話を聞いているしかなかったが、中西社長の熱意に感動してしまった。
会社の経営のこと、社員の労働環境のこと、そして社会全体のこと・・・。経営者というのは、常に考えることが山ほどあるのだなと思った。精神的にも身体的にもハードなはずなのに、社長はとても楽しそうなのだ。


エコバシの上辻社長は、起業して5年目。年齢もまだ若い。ずっと起業したいという想いがあってエコバシのアイデアを思い立ち、最初は一人で営業もやりながら少しずつ取引先を増やしてこられたそうだ。これから会社を育てていくという夢と情熱が伝わってくる。

いつか自分も夢をかなえたい

上辻社長いわく、起業自体はそんなに難しいことではない。最も重要なのはアイデアで、そのためには常に情報収集のアンテナをはっておくことだと教えてもらった。僕にはまだ具体的なアイデアがないが、CUBEでの基礎リテラシーという授業で、いつも日本の経済状況についていろんな角度から調べたり議論している。そういう視点を大切にしていれば、ビジネスのヒントが見えてくるかもしれない・・・。


また、お二人を見ていてリーダーシップの重要性も確信した。どちらの会社も社内の雰囲気がとてもよい。社長自身も楽しそうだが、社員の方たちも仕事を楽しんでいることがよく分かった。自分も将来会社を作るなら、みんなが楽しんで働ける環境をつくりたい。そのためには、社員一人ひとりの得意な部分を見つけて、それぞれが力を発揮できるように配慮しなければいけないと思う。


それにしても、この2日間の体験を通して、自分のなかで「起業」というとても難しく遠い夢だったものが、少し近くなったような気がする。今から必死で努力することで、いつか実現可能な夢の範囲内に入ってきたように思った。

1日のスケジュール

1日目:株式会社ディーエスピーリサーチ。午前:神戸市役所との会議に参加。午後:海外支社との電話会議に参加。2日目:エコバシ株式会社。午前:会社の説明をうける。午後:社長と営業活動へ

「社長カバンもち体験」から自分に起こった変化は?

  1. 起業してみたいという夢が、少し現実的な夢になりました。「常にアンテナをはっておくこと」というアドバイスがとても耳に残っています。新聞を読んだり、先生や学部長と話すチャンスをもっと大切にしていこうと思っています。
  2. 飛び込み営業という貴重な経験で、営業の意味を考えるようになりました。例えば、オープンキャンパスのスタッフとして、CUBEの良さをどうやって伝えるかも同じこと。僕は人前で話すことが大好きですが、相手が納得できるように上手く伝えられるようになりたいです。
  3. 英語でのコミュニケーション力をもっと磨かなくてはと思いました。ディーエスピーリサーチで、海外支社との電話会議に参加しましたが、ジョークにもついていけませんでした。いつも英語を話す機会が多いのでチャンスがあれば何か話そうかと思っていたのですが、とんでもなかった(笑)。まだまだ実力が足りないことを実感しました。

あなたにとって、CUBEとは?

ここに来て間違いなく正解だと思う。
1年生からインターシップに参加できたり、毎週のように人前でプレゼンする機会があったりと、ここにはいろんなチャンスが転がっています。第一志望ではなかったのですが、ここに来て本当に良かった。先生方は、実社会でさまざまな経験をされていて、自分が体験したことをたくさん教えてもらえるのでありがたいです。
先生や友だちと議論が始まると止まらない!
土曜でも、先生も友だちも一緒になって話し始めると楽しくて、気づいたら6時間経っていた、なんてこともあります(笑)。この間も「消費者行動に影響を与えるものとは?」という課題について、授業が終わってからも盛り上がり、結局下宿している友だちの家で朝まで話していました。特に僕は基礎リテラシーの授業が楽しい!CUBEは意識の高い人たちが集まっているのでとても刺激になります。
メインコンテンツに戻る

Copyright © Konan University. All Rights Reserved.