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マネジメント創造学部 > CUBEダイアリー > 2009 > 1月

2009年もよろしくお願いします,新井康平@会計学担当です。

さて,突然ですが,会計学では,自分から出て行ったお金を「支出(ししゅつ)」といいます。ざっくり述べると,支出には,投資(とうし)という意味合いのものと費用(ひよう)という意味合いのものがあります。投資とは,この先の将来に向けての支出なので,先々で少しずつ費用として処理をします。これを減価償却(げんかしょうきゃく)といいます。

で,大学の授業料の話です。大学の授業料って高いですよね。高校生の時,私もそう思いました。確かに,毎年出て行く金額は初年度では100万円を超えるような金額になります。で,おじさんが言いたいことは,これらの金額に必要以上に振り回されるのは,MOTTAINAI!! ということです。だって,大学は,その先の人生に対する投資ですよね。同じ支出であっても,30年から40年先の自分自身にとってのものだから,例えば目先の金額に,それほど振り回されないでほしいと思うんです。

でも,そんな考え方,家計に余裕がある人だけしか無理だよー,と思う方もいるかもしれません。大丈夫です。借金型の奨学金なら借りること自体はそれほど困難ではないですし,返さなくていい奨学金も多いです。知り合いの留学生は,日本という国における奨学金の多さに驚いていました。「この国ではお金がないから進学に支障が出る,っていうのはただの甘えじゃあないの」という感じで東南アジア某国からの留学生が言っていました。本当に勉強したいなら,借金してすればいいじゃない,そういう仕組みがあるんだから,と。

新井もそうだろうと考えています。なんだかんだ言っても,この国では,大学を卒業するまでに学生がお金に困らないような工夫は比較的しっかりしているのではないでしょうか。事実,私が大学生の3年生の時,のっぴきならない事情で実家からの送金がストップしてしまいました。あわてて大学の事務に相談に行ったら,あっという間に奨学金の支給が決まった覚えがあります。将来の自分に対して借金をすることの戸惑いもありましたが,大学を続けてよかったと考えています。本当に,焦って大学を辞めてしまったりしなくてよかったと思います。そのまま,奨学金を借りつつ大学院まで来てしまいましたし。

結局,僕らはすぐ先の金銭的なことにとらわれて,長期的な「投資」という感覚を忘れてしまう生き物です。18歳の皆さんにそのような意思決定を要求するのは酷なのかもしれませんが,27歳,奨学金返済総額1000万円弱(来年から50歳くらいまで返済します)の新井康平からのお願いです。将来への自分への投資を躊躇しないで欲しい。別にCUBEに限った話ではなく,大学の選択を目先の金銭的な条件だけではなく,数十年に続く自分自身への投資ということでしっかり考えて欲しいのです。

今回は,CUBEの先生というよりは,皆さんの10歳くらい年上の先輩みたいなエントリーでしたね。ちょっと昔を思い出した,センチメンタルアライでした。

The New Year 2009 is upon us, and already my thoughts are turning to our magnificent new CUBE building and all of you who will be joining us in April. In February, I will be returning to Hue in Vietnam with my colleague, Chris. We will be going as volunteers, running a workshop for students training to be English teachers. I’m really looking forward to it. If time allows, I’d also like to return to Laos in March with our voluntary group, Teachers Helping Teachers. Laos is much poorer than Vietnam, and needs all the help we can give it. The group of university students I met there the last time made me realize the importance of education in the development of a country.

Today I thought I’d introduce another voluntary group that I’m a member of. On January 11th, the Kyoto Association of Host Families (or KAHF) held its annual New Year’s Party and bazaar at the Kyoto International Community House. (The Kyoto International Community House opened in 1989. It aims to provide ‘a space for interaction and cross-cultural communication between the citizens of Kyoto City and people of other cultures. It is a place where people can come together, discuss various ideas, and learn more about each other.’)

Access http://www.kcif.or.jp/ for further information.


KAHF http://www.geocities.jp/kahfjp/ is an association of Japanese host families who look after international students studying in Kyoto. It was established in March 1984, and since then about 400 host families have taken care of around 1400 international students. The typical international student is someone doing postgraduate research at Kyoto University, as well as at private universities with graduate schools such as Ritsumeikan University, etc. Here is a picture of Fara, who my family assists right now:

Can you guess where she is from? Well, she is from Madagascar, a large island off the coast of Africa. Fara tells me that her ancestors probably sailed from Indonesia, which is why she might look more ‘Asian’ than ‘African’ to you! But of course these are stereotypes: our identity is whatever we decide we are.

So what kind of activities are there? Well, as a member of one of the host families, and as a former international student myself, I’ve gone with the students and picked persimmons off the trees in autumn, pulled up sweet potatoes in slightly warmer weather, and dug up bamboo shoots in the spring. In January, there is always a dance or artistic performance. One year, there was an amazing Taiwanese dance performed by indigenous people. This year, it looked like it was an Indonesian dance. I was just beginning to enjoy it when I was asked to get ready for my own part.

So why am I not sure what kind of dance it was? Well, actually this year it was my turn to appear on stage. I was the one with the microphone who called out the numbers of the prize winners for the raffle. We also had all the children come up on stage to collect gifts. There were children from Japan, as well as China, Taiwan, Cameroon, and Nepal. Then when we announced the adult prizewinners, there were people from other corners of the globe. I was introduced to students from Bangladesh, Pakistan, Afghanistan, Bulgaria, the Philippines, Iran and more who came up on stage to collect their prizes. It was truly in the spirit of the International Community House and KAHF. Here are two more international residents of Kansai:

On the left of the photo is a Bulgarian gentleman, Dr. Koutsaroff, who works as a chief researcher at Murata Manufacturing in Kyoto. The Chinese lady he is with on the right is actually one of my old students! I was so happy to meet her again.

I’ve learnt a lot about Japanese culture and international cooperation fro KAHF. For example, besides the individual exchange between families and students, KAHF organizes events such as hiking in spring, a Gion Festival ‘Hoko tour’, a barbecue party in autumn and the New Year Party and bazaar mentioned above. KAHF even holds events such as the “Photo Exhibition for the Victims of the Pakistan Earthquake” to collect money for volunteer work carried out by international students returning to Pakistan (e.g. rebuilding schools).

I hope you are able to get involved in lots of interesting and meaningful activities this year. Enjoy the rest of your high school life!

2009年 1月 17日

1月17日(井上)

14年前、私はシステム・エンジニアでした。

1月17日は、早朝より東京出張の予定で、当時住んでいた大阪の実家で朝5時30分ごろ起床しました。

しばらくすると、突然激しい揺れに襲われました。ベッドにしがみつき、頭の上の照明が、天井にぶつかりながら激しく揺れていたことを鮮明に覚えています。

甲南大学では、16名もの尊い命が失われました。また、校舎も倒壊するなど大きな被害を受けました。

災害記念碑

災害記念碑

この写真は、岡本キャンパスの災害記念碑です。

ここに、「常ニ備ヘヨ」と刻まれています。

甲南学園の創立者、平生釟三郎の言葉です。

何か事が起きてからではなく、常に備えておく。これは災害に対してだけでなく、勉強・仕事・生活など私たちの全ての行動に必要な教訓です。

さて、今日はセンター試験の初日でしたね。受験生の皆さんはこれからが受験本番でしょう。

「常に備えよ」、このことばを受験生の皆さんにも贈ります。努力は将来への備えです。自分の未来のため、頑張ってください。

I hope 2009 brings much joy and happiness to the CUBE community as well as their families and friends. I would like to write about New Year’s Resolutions this time. This is usually translated in Japanese as shinnen no houfu (新年の抱負) or kotoshi no houfu (今年の抱負) but I think there is a significant difference between the two terms. In Japanese, the term houfu means hopes or aspirations. So we are talking about our desires or dreams for the new year.

In English, resolution is more like a firm decision to do something. Resolution (決心、決意) is stronger than decision. Thus, New Year’s Resolutions deal more with the actions we plan to take to achieve our goals. I think it is important to have hopes for the new year, but they will probably be more difficult to realize without a firm action plan.

The above difference may seem small, but I think small differences like this will make a big difference in the success we can achieve at CUBE and beyond. In a previous posting, I talked about the mission statement and vision statement. A vision statement outlines our hopes and intended destination (more like houfu) and the mission statement is more of a concrete plan for how to achieve these goals/objectives. Again, both are important and they have a close relationship.

Anyway, I hope you all achieve both your visions and missions for the new year. My resolutions for 2009 are to work closely with the students, staff and faculty at CUBE to make our inauguration a huge success.

Until next time,
Brent

みなさん、明けましておめでとうございます。倉本です。

今回もいきなり写真を掲載していますが、皆さんはこの写真に写っている銅像のモデルとなった人をご存知でしょうか?

正解は「吉田松陰」という、幕末の教育者です。

彼は長州(今の山口県)の萩という城下町で「松下村塾」という私塾を開設し、教師と生徒の間で徹底した話し合いという方法により後に明治政府を作る重要人物に成長した人々に当時の日本の置かれた状況を把握し、今何をすべきかを考えることの重要性を教えた人です。

よく佐藤先生のお話にも登場する人物ですので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、CUBEでもみんなで徹底的に話し合い、それぞれが今何をすべきかを考える環境を作ろうと考えています。

さて、新年ということでCUBEでの勉強について少し語りましたが、ここからは前回のブログの続きです。

前回は、以下の問題を考えてもらいました。

「Aさんはおいしいコーヒーを1時間で10杯入れることができます。

Aさんはケーキを1時間で10個作られます。

Bさんはおいしいコーヒーを1時間で5杯入れることができます。

Bさんはケーキを1時間で8個作られます。」

ここで問題、「カフェのオーナーであるあなたは、AさんとBさんにどのように仕事を分担しますか?」

(但し、1時間で作られるコーヒーとケーキの数は時間がたっても変わらないとする。)

答えは、「Aさんがコーヒーを入れ(8時間×10杯=80杯)、Bさんがケーキを作る(8時間×8個=64個)」です。

コーヒーを入れるにしても、ケーキを作るにしてもAさんの方が多くを作ることが出来ます。

つまり、前回紹介した絶対優位はコーヒーでもケーキでもAさんにあります。

では、Aさんはどちらを作ればよいのでしょうか?

ここで重要なのは、Aさんはケーキ1個を作る時間とコーヒー1杯を入れる時間が同じ、Bさんは同じ時間でケーキを1.6倍作ることが出来るという事です。

つまり、BさんはAさんと比べて相対的に(比較的)ケーキを作ることが得意だと言えます。

2人がそれぞれ上記の方法で考えた得意なものを作ることで、コーヒーとケーキの量は最大になります。

(気になる人はこの他のパターンの考えてみてください。)

このように、相手の技術力と比べて自分が得意とすることを行なうことで社会全体で時間を無駄なく使えることを経済学では「効率的」だと判断します。

そして、この自分の得意なことを相手と比べて判断する考え方を「比較優位」と言います。

さて、ここまで3回に分けてプロジェクトについて考えてきましたが、私が言いたかったことは、「役割分担が重要」であるということです。

よくチームで活動する時、「あの人は何でもできるから全て任せよう」と考える人がいますが、「役割分担の重要性」を理解できた人は、人任せをしないほうが「効率的」であることが判断できますね。

経済学って、実際の世の中で生きていく上で役に立つってことが分かってもらえましたか?

CUBEでは、もっともっと役に立つ経済学をご紹介しますね。

2009年 1月 10日

CUBE便り (佐藤治正)

2008年12月22日、CUBE新校舎が完成しました。翌23日には、お披露目(CUBEオープンキャンパス)を開催し、受験生や近隣住民の方々に新校舎を公開しました。CUBE新校舎はソフト(教育内容)とハード(建物・設備)が調和した構造になっており、教室は、多くが小教室で、ガラス張りで、透明性の高い作りになっています。
今回は、1年生全員が履修する、CUBEの特徴的な授業とそのために準備された教室を一つ紹介します。

1年次は経済学入門や経営学入門、英語等の導入基礎科目がありますが、その中でも特徴的な授業が、基礎リテラシーです。1年生は、各45名程度の人数の4つのクラスに分かれ、クラス毎に3名の教員が担任となり、1年間、この基礎リテラシーの授業で「自ら学び共に学ぶ」、「自ら考え行動する」を実践することになります。あるテーマについて、調べる、学ぶ、考える、発表する、議論するといったことを、このクラスで体験していきます。
秋学期になると、共通テーマが2つ(「経済・経営」系と「グローバルスタディ・地域社会問題」系)が与えられ、1月にはテーマ毎に研究発表会(計2回)が催され、各クラスの代表4チームが、学生、教員、招待客の前でプレゼンテーションと質疑を行い、優勝チームが選ばれることになります。

基礎リテラシーの教室 基礎リテラシーの教室

また、この4つのクラスには、自由に使える教室が準備されており、8階と9階西北部分に各2教室(計4教室)が設置されています。各教室は、クラスごとに色が決められており、椅子やプレートで特徴付けられています。さらに、お披露目の日に見学に来た生徒から最も好評だったのが、学生プロジェクトスペースで、教室の外には学生が自由に使える可愛い空間が用意されています。

学生プロジェクトスペース

4つのクラスは、勉強だけでなく、秋の体育祭等各種イベントの主体でもあり、学生生活の中心的な場となります。秋の体育祭には教職員チームも参加する予定です。CUBEでは、教職員と一期生がチームとなり、授業、体育祭、あるいは各種イベント、そして充実した学生生活を、共に創っていくことになります。

 2008年後半、CUBEが本格的に動き始めました。6月末をもってCUBEの文科省認可(正式には届出受理)を受け、7月から本格的な入試広報活動を開始。その後、学年暦、授業時間割、カリキュラム、授業内容を確定し、10月から12月まで年内入試を済ませ、12月22日は西宮北口新校舎の引き渡し、23日にはお披露目(CUBE Opening Day)を迎えることとなりました。
 そして、2009年4月、いよいよCUBEは西宮北口にて、その活動を開始します。

 CUBEは大学学部の名称ではなく、人作り・大学(学部)作りのプロジェクトです。今までになかったような革新的な方法で、新しい学びの場を創造していきます。CUBEでは大教室の講義は廃止し、一学年の定員は180名。敢えて、全員の名前と顔が覚えられる人数にしました。そこで、教職員そして一期生となる学生が一つのチームとなって、2009年4月からCUBEの歴史と未来を作っていくことになります。

 新校舎の一階ホール左側には、卒業生全員の名前を書き残すための壁があります。一期生がCUBEを卒業するとき、今はまだ何も書かれていないその壁に、共に学んだ一期生全員の名前が刻まれます。私自身もいつかCUBEを“卒業”することになるでしょう。卒業後、5年あるいは10年が経ちCUBEに戻ったとき、皆、自分の名前を見つけ、我々が共にその土台を築いたCUBEの未来の姿を見ることができるのです。
 2009年4月はCUBEの完成日ではなく誕生日。CUBEは時代に合わせ、時代を一歩リードしながら進化を続けるプロジェクトとなります。

 2009年も、1月にセンター試験、2月は一般入試、そして3月には最終の入試があります。これから入試を迎える学生は、皆頑張って勉強を続けてください。努力が報われるよう祈っています。
 また、CUBEに合格し既に進学を決めた学生あるいはこれから進学を決める学生は、4月までの間、自ら課題を見つけ努力を怠らないよう自分を律してください。「苦は楽のもと、楽は苦のもと」「常に備えよ」です。また、CUBEに進学を決めた学生は、勉強のこと、クラブ・サークル活動あるいは留学のこと、何か質問があればいつでも我々に問い合わせてください。経済状況も厳しい昨今、とりわけ奨学金や学生生活に関する質問もあるかと思います。少しでも不安がれば、何でも結構です、遠慮なく、我々に話してください。できる限り、相談にのりたいと思います。
 これからの大学生活において、我々は、多くの学生の成長の手助けをしたいと願っています。

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