英語・国際系の学部を選ぶとき、考えておくべき5つのポイント

英語・国際系の学部を選ぶとき、考えておくべき5つのポイント
英語・国際系の学部を選ぶとき、考えておくべき5つのポイント
CUBE DIARY

英語・国際系の学部を選ぶとき、考えておくべき5つのポイント

2015.07.09

「大学では、英語をしっかり勉強したい!」「英語系の学部に進学したい!」

オープンキャンパスや進路相談会で高校生の皆さんと話をしていると、そんな希望をよく聞きます。
グローバル化が進むなかで、英語の力を身につけることはとても大切。
社会に出たときのことも考えて、その重要性を皆さんも感じておられるようです。

しかし、学部選びをする前に、ひとつ重要なことがあります。
英語を学ぶことで、あなたは将来どんな自分になりたいのかを考えたことはあるでしょうか?

もちろん、TOEICの点数を上げるためや英検の資格を取るためではありませんよね?
例えば、「世界中の国々を相手にビジネスをしたい」とか「海外留学で、自分とはまったく価値観の違う人たちと切磋琢磨しながら学びたい」、「海外旅行で見たこともない絶景に触れたい」など。

英語という道具を操ることで、自分の将来の夢を叶えたい。きっとそのための英語の勉強なのだと思います。
英語系、国際系の学部を選ぶときに、自分が実現したい夢や思いに最も近い学び方はどこでできるのか?
その視点を大切にするべきです。

英語・国際系の学部を選ぶとき、考えておくべき5つのポイント

今日は英語・国際系の学部を選ぶ際に、ここだけはチェックしてほしい!という5つのポイントをご紹介します。
オープンキャンパスでは、この5つのポイントをしっかり確認して、学部選びをしてください。

【英語・国際系の学部を選ぶときに、大切な5つのポイント】
1:英語クラスの授業回数は週に何回あるか?
2:1クラスあたりの学生数をチェック!先生と親しくなれる少人数クラスを選ぼう
3:英語は、ネイティブの先生から教わる?それとも、日本人の先生から教わる?
4:国際人への近道は、「英語力」より更に大切な「英語コミュニケーション力」を磨くこと
5:自然と英語が聞こえてくる環境を探そう。授業以外でも英語に触れる機会はあるか?

 

1:英語クラスの授業回数は、週に何回あるか?

まず、英語クラスが週何回行われているのかを調べることからスタートしましょう。
英語を習得するためには、毎日のように英語に触れて、英語に慣れることが大切。
毎日、英語の授業を履修できる学部を選ぶことが、英語をマスターするための近道です。
大学には第2外国語という制度があり、英語の他に、フランス語・ドイツ語・中国語・韓国語といった
中から好きな語学をもう一つ選択するのが一般的。
そのような大学では、英語クラスが週2回、第2外国語が週2回の合計週4回というケースが多く、
英語そのものに触れる機会が少ない場合もあります。

また、英語を重視している学部では、英語クラスの回数が週5回や10回という学部もあるので、
英語を集中的に学びたいか、英語と第2外国語をバランスよく学びたいか、
自分に向いているのはどちらかを考えてみましょう。
英語クラスの頻度を知るには、オープンキャンパスなどで大学の教職員や学生に尋ねてみることをおすすめします


2:1クラスあたりの学生数をチェック!先生と親しくなれる少人数クラスを選ぼう

英語クラスの頻度が分かったら、次は1クラスあたりの学生数を知ることも重要です。
たとえば、40人の学生に対して1人の先生という環境か、20人に1人の先生か、
どちらのクラスで学ぶと英語力が伸びるかは想像がつきますよね?
少人数クラスのメリットは、発表をする機会が多く、分からない表現が出てきた場合にもすぐに先生に質問ができることです。ただ、大規模な大学だからといって、必ずしも英語クラスの人数が多いというわけではありません。
大学や学部によって英語クラスの人数はさまざまです。
こちらもオープンキャンパスなどで質問すれば答えてくれるはず。
学年や学部によって人数が異なる場合もあるので、実際に英語クラスを履修している在校生に確認してみるのがベストです。


3:英語は、ネイティブの先生から教わる?日本人の先生から教わる?

次は、どんな先生から英語を教わると英語力が伸びやすいかを考えてみましょう。
高校の英語の授業では、大学受験に向けた勉強方法が重視されがち。
受験のための勉強であれば、入試の傾向をよく知る日本人の英語教員による授業が効果的です。
では、大学で英語を学ぶ目的は何でしょうか?最初にお話したように、目的は人によってさまざまでしょうが、
その夢を実現するためにどんな力を身につけたいかをじっくり考えてみましょう。

あなたが英語のコミュニケーション力を高めたいなら、発音や海外ならではの英語表現に慣れることはもちろん、
世界各国の人々の価値観や考えを受け入れ、深く理解する心を持つことが求められます。
そのためには、英語圏のネイティブ教員が多い学部を選ぶことをおすすめします。

4:国際人への近道は、英語力よりさらに大切な「英語コミュニケーション力」を磨くこと

英語力を磨くだけにとどまらず、日本や世界の文化・歴史・社会・経済などを学ぶことができる
授業やプログラムが用意されているかをチェックしましょう。
「日本の素晴らしさを再発見できました」「もっと日本のことを知りたいです!」
海外留学から日本に戻ってきた学生の感想で断トツに多いのが、日本の魅力をさらに学びたいというものです。

意外に思うかもしれませんが、海外でコミュニケーションをとる際に大切なことは、
日本や世界の文化・歴史・社会・経済などに精通していること。
これは英語力と同等、もしくはそれ以上に大切なことなのです。

単に英文法や音韻を覚えることに留まらず、日本や世界の文化・歴史・社会・経済な国際社会の問題などについて、
英語で学び、英語で討論し、英語の文献を読み、英語でレポートを書き、英語でプレゼンテーションすることが、
国際人への近道となります。

英語・国際系の学部を選ぶとき、考えておくべき5つのポイント

5:自然と英語が聞こえてくる環境を探そう。授業以外でも英語に触れる機会はあるか?

英語を身につけるには、そのための環境が大切。何年も英語を勉強してきたのに身につかなかったあなたも、
毎日英語と接する環境の中で4年間を過ごせば、自然と英語力が身についていきます。
たとえば、授業以外にも留学生と交流するプログラムが充実しているか、
途上国支援のために国際的に活動しているサークルがあるかなど、英語に触れる機会が多い大学を探してみましょう。

留学生との交流プログラムは、ハロウィンやクリスマスパーティーなどの
海外文化に触れながら楽しく英語を学ぶことが期待できます。

英語・国際系の学部を選ぶとき、考えておくべき5つのポイント

 

 

あなたの将来像と相談しながら、進路を決めよう。

 


ここ数年、「英語、海外、留学、国際」といったキーワードに一層注目が集まり、
英語・国際系の学部は増えていますが、その中身は多種多様。
選択肢が多くなっただけに、学部選びは難しくなったともいえます。

大切なことは、大学名や学部名だけで進路を決めてしまうのではなく、将来の自分をイメージし、
その自分自身と会話しながら決めることです。

そのための判断材料として、オープンキャンパスなど実際に大学へ足を運んでみる。
そこで学ぶ先輩に会って話を聞いてみるなど、自分自身との相性を確かめることも必要でしょう。

大学の4年間は、長いようで短いもの。将来の夢に近づくために、どんなふうに英語を学びたいのか。
そのために4年間をどのように使うかを考え、充実した大学生活になることをお祈りしています!

甲南大学
Copyright © Konan University. All Rights Reserved.
ページの先頭に戻る