留学成功への英語勉強に必要なマインドシフト その1

留学成功への英語勉強に必要なマインドシフト その1
留学成功への英語勉強に必要なマインドシフト その1
CUBE DIARY

留学成功への英語勉強に必要なマインドシフト その1

2016.04.02

海外に留学した日本の学生が一番困るのが、思うように話せない、聞けないということ。
それは高校までの英語の授業が「読む・書く」「単語を覚える」ことが中心で、そういう習慣になっていないためです。
とはいえ、せっかくの留学チャンスを最大限に生かすためには、事前に準備をしておくべき。
実践的な英語を身につけるためには、今までの英語の勉強方法を変える必要があります。
大学に入ってから留学をめざしている人にむけて、発想の転換(マインドシフト)のポイントをご紹介します。

・失敗してもいい、どんどん英語で話そう。

・弱点でなく、長所を伸ばそう。

・授業が終わっても、英語で話してみよう。

・小さな難関をつくって、それを乗り越えていく。

・英語の勉強はポジティブに!

■留学のためのマインドシフト01:失敗してもいい、どんどん英語で話そう。

英語を話したり聞いたりという機会が極端に少ないのが、日本の英語勉強の特徴です。
しかし、留学先では当たり前ながら一日目から英会話ばかり。
クラスでの自己紹介もホームステイ先でも、すべてのコミュニケーションは英語オンリーなのです。
その雰囲気にのまれないためには、日頃から英語にしっかり触れておくこと。
英語を話すことや話しかけられる機会をできるだけ多く持つようにましょう。
ネイティブの先生が近くにいる場合は、間違ってもいいからどんどん話しかけていく。
文法が間違っていても、単語が幼稚であっても気にしない。
身振り手振りを使って、何としてでも相手に伝えようと努力することで、英会話の能力は伸びていきます。

何より大切なのは、失敗を恐れないこと。
「間違ったらクラスメートに笑われるのでは?」でも、それはみんなが思っていること。
間違っても、たとえ笑われても、あなたが一生懸命話そうとすれば、
その意気込みはクラス全体の雰囲気を変えるかもしれません。
何事も失敗を繰り返した人ほど、学ぶことは多いのです。

■留学のためのマインドシフト02:弱点でなく、長所を伸ばそう。

まじめな気質の日本人が陥りやすいパターンが、苦手な部分を克服しようとして挫折してしまうこと。
たとえば、英語の長文を読むときに、最初から分からない単語を調べることに時間を費やして、結局途中で疲れてしまうことがありませんか?目の前の小さなことにとらわれ過ぎると、本当に大切なことを掴めないことがあります。

欠点と長所の関係もそれに似ています。
小さな欠点はいずれ直すことにして、まずは自分の得意なことから勉強を進めていきましょう。
たとえば、英語を聞くことが好きならそれを徹底的にやってみる。
BGMはいつも英語にして、簡単な内容からスタートします。
Voice of America(アメリカの国営放送)やBBC(イギリスの公共放送局)のニュースなどもお薦めです。
そして、得意なことに集中して勉強するうちに、苦手だった分野もいつの間にか理解しやすくなっていたということもあるのです。

■留学のためのマインドシフト03:授業が終わっても、英語で話してみよう。

いつも日本語で分かり会えている友だちと英語で話すのは、
とても照れくさく、もどかしいものですが、この方法はかなり有効です。
なぜなら、友だち同士は時間がたっぷりある。話したいこともたくさんある。
レベルがあまり変わらないから、間違ったり詰まったりしてもやさしく待ってくれる。
そして、何より英語を上達させたい、留学を成功させたいという同じ気持ちがあることが相乗効果をもたらします。
逆に、どちらかが不真面目だったり、相手に非協力的なら別のパートナーを探すことです。

その時に決めておきたいルールは、決めた時間内は絶対に日本語を使わないこと。
単語が見つからなくても、別の表現を使ってなんとか英語だけで伝える工夫をしてください。
そして、相手が話しているときもしっかりと聞いてあげること。会話はお互いの心が向き合ってこそ成立するもの。
自分から伝えるだけでなく、相手が意図していることを一緒に想像し理解してあげる能力も、コミュニケーションにはとても重要なのです。

■留学のためのマインドシフト04:小さな難関をつくって、それを乗り越えていく。

誰でも、何かを継続させるには小さな達成感が必要です。
ただ漠然と英語の勉強をしていても、どのくらい自分が成長したのか、どこが足りないのかを判断しにくいもの。
留学する時期と期間を大まかに計画して、そのためにはいつまでに何をやるべきかをリストアップしてみましょう。

たとえば、リストの中に「英語のスピーキング力を上げる」という項目があったら、
そのタスクを細かく分割。そして、さらにブレイクダウンしていくと、今日やるべきことが見えてきます。

1.英会話の力をつける
2.英語のスピーキング力を上げる
  2-1.会話でよく使うフレーズを憶える
  2-2.イントネーションを学ぶ
  2-3.ネイティブの発音に慣れる
    2-3-1.BBCニュースを録画して、繰り返し発音してみる
    2-3-2.ディズニー映画を字幕なしで観る・・・

そうやって小さなタスクを一つずつクリアして、できることが増えていくと英語への自信がついてきます。
この小さな自信を積み重ねることが、英語の勉強には大切なことなのです。

■留学のためのマインドシフト05:英語の勉強はポジティブに!

いくつかご紹介しましたが、要約するとポジティブに取り組むということ。
心のなかに英語の勉強=私の得意分野というマインドを持つことです。
自分に自信がついてくると、相手の言っていることが70%程度しか分からなくても、なんとか対応できるようになります。
残りの30%は、こちらからの質問で返したり、分からないことは分からないと伝えればよいのです。
極端に言えば、分からないこと自体も楽しめるようになれたら、恐れるものはありません。
この姿勢は、留学先でもきっとあなたを助けてくれるはずです。

「留学成功への英語勉強に必要なマインドシフト その2」も近日公開予定です!

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