カナダ留学中に中国人の友人ができたことがきっかけで中国語に興味を持ち、帰国後は第二言語として中国語を履修していました。
帰国して間もなく、公用語の一つに中国語があるシンガポールでのフィールドワークの案内があり、言語だけでなくアジアの文化を体験したいという思いから参加を決意しました。

最初のきっかけは友人に誘われたことでCUBEでできる最後の思い出作りだと考えました。
また、2年間のCUBEでの学びに手応えを感じる取り組みをしてこなかったので実践的なフィールドワークで学び、身につけた事を今後の就職活動に生かしていきたいと考えたからです。

私が今回このフィールドワークに参加した理由は大学での学びを通じて将来マーケティングに関わる職業に就きたいと思っているからです。昨年のプロジェクトや授業ではマーケティングについて学びました。そこで学んだ知識を活用し、グローバルマーケティングの経験を積みたいと思い、今回シンガポールフィールドワークに参加しました。
短期間の滞在プログラムでしたが、初めての海外経験になるので積極的に自分から英語で会話をしていき自身の英語力を試してみたいとも思いました。

事前の講義ではマーケティング戦略やPBMヒーリングという歯科矯正の加速装置に関する知識を学び、学外では国民性や価値観の違いを学び、シンガポールでの商品を販売していくマーケティングの難しさ体感しました。
知識だけでなく、グループワークという形態での学びでは個人では得られなかった新たな発見や協調性・柔軟性を身に付ける事ができました。
また、同じアジア圏でもシンガポールは多文化国家で、イスラム教などの信仰や異なる習慣を持つ方が多く、とても新鮮な環境でした。
現地で体験できた事として、私はカナダに留学経験があったため英語力には自信があったのですが、多文化国家であるシンガポールでは身につけていた英語力に足りない部分を発見し、また社会の雰囲気やコミュニティでの交流を通して自身の考え方や成長度合いが確認でき、大変有意義な活動だったと感じています。

事前の授業で私たちのグループは、BAQLESSというキャッチレスのピアスを誰にどのように売っていくかグループワークで話し合いを重ね、発表を行ってきました。
学外ではシンガポールで計3回授業を受け、ゲストスピーカーの方に法律や歴史、マーケティングについてなど様々な分野を教えていただきました。また、シンガポール国立大学(NUS)の学生たちと交流会を行い、アンケートを取らせて頂きました。現地で学ん事をグループワークで意見交換し事前の授業時に考案していた事との違いを感じマーケティングの難しさを体感しました。

事前授業ではシンガポールの現状を調べ、私たちはLaLaCoチェアのグループになり、ターゲット層やどのようにして商品をPRし販売していくのかをグループで分析しながら決めました。LaLaCoチェアがもともと子供の寝かしつけ用として開発された商品だった為、保育園を訪問させていただき保育士の方にアンケートを取らせていただきました。
その後、現地でLaLaCoチェアの社長にお会いし自分たちの企画をプレゼンしフィードバックを頂き商談の結果、現在では東京都品川区武蔵小山にフィットネスチェアとして使用する事になりジムを開設し設置しています。
またシンガポールで有名な商業施設に行き館内を視察したり、シンガポールで働く日本人の投資家や企業の方のお話も聞かせていただきました。
シンガポール国立大学(NUS)にも訪問させていただき、日本語を専攻している学生の皆さんと英語で交流させてもらいました。そこでもLaLaCoチェアの話を英語で伝え、販売促進のための提案をしていただいたりと様々な交流ができました。

海外経験がある方にとっては、英語以外の新たな言語や文化に興味を持つ機会があり、初めての方にとっては多文化に触れて価値観や視野が広がる機会になるでしょう。
大学生であるからこそ体験できることや吸収できることがたくさんあると思いますので、是非フィールドワークで刺激や発見を楽しんできてください。

私はこのFWに参加する時に、最初は躊躇いがありました。ですが帰国後にはその必要はなかったと感じており、行ってよかったと思います。また、このような貴重な経験はなかなかできないと思うので、思い切ってやってみることが大切な事だと思います。

私も最初参加するかどうかとても悩みましたが、学生時代でしかこのような経験はできないと思うので迷っている人は参加して欲しいと思います！！色んな方が沢山のサポートしてくださるので、今まで経験したことのないような濃い体験ができますと思います。