東京で外資系企業トップに英語でインタビュー

東京で外資系企業トップに英語でインタビュー
東京で外資系企業トップに英語でインタビュー
CUBE DIARY

東京で外資系企業トップに英語でインタビュー

2012.01.06

 夜行バスで、朝7時に到着。11月下旬、早朝にもかかわらず、東京の街行く人の数は、関西と比較にならないほど沢山です。何度か来た場所のはずなのに、緊張でガチガチ。今日は、「グローバル人材調査」で、外資系企業のトップの方々にインタビューをしに来ました。もちろん全員が外国人、インタビューはall Englishです。CUBE生3名で、5社を訪問し、「グローバル人材とは何なのか」「日本人がグローバル人材になるため何が必要か」について質問します。佐藤学部長に作って頂いた機会とは言え、学生のために企業のトップが、時間を割いてくれる状況に、嬉しさも感じつつも、同時に大きなプレッシャーを感じていました。短い時間で、しかも英語でインタビューと言うことで、事前調査・準備も綿密に行いましたが、いざ本番となると肩に力が入ってしまいます。

 慣れない電車の乗り継ぎに戸惑いつつも、初日1社目に到着。ユミコアジャパンは、世界にリチュウムイオンを供給するこの分野のリーディングカンパニーです。会議室に通されると、直ぐに代表取締役社長のルック・ゲレンス氏が笑顔で出迎えてくださいました。次に向かったのは、タレスジャパン。フランスのセキュリティー会社で、軍や空港など、重要な施設のセキュリティーを手掛けます。インタビューに応じて下さったのは、ロビン・ウィルソン氏とジュリー・ドナ氏。私たちの質問に答えてくれる眼差しは、真剣そのものでした。

 3社目のフレシュフィーズ・ブルックハウス・デリンガー法律事務所は、赤坂サカスにオフィスを構えます。弁護士事務所Partnerのジェイムズ・ローデン氏は、教鞭も振るわれる方です。話は広範に及び、日本で外国弁護事務所がビジネスを展開する難しさを熱弁されました。もちろん、内容は全て英語です。訪問企業とそのビジネスについて下調べをしましたが、事前調査の大切さを痛感しました。日も暮れはじめた頃、本日最後の4社目は、オランダの企業ING投信に伺いました。ここを指揮するCEOのダグラス・L・ハイマス氏は、小さな国の国家予算ほどの総資産を扱われています。受付で、某外資系銀行の方々と一緒になり「すごいところに来てしまった」と襟を正し直しました。

 翌日、5社目のフィリップス・エレクトロニクス・ジャパンは、CMで製品を見たこともある超ビッグカンパニーです。CEOのダニーリスバーグ氏は、朝一番のインタビューにも快く応じて下さり、インタビュー終了後に製品紹介で、館内を案内までして下さりました。

 多くの方々の心温まる行為に触れることが出来たこのインタビューを通じて、初めの問いを考えます。出会った一人一人が、外国(日本)で仕事をされるグローバル人材でした。「グローバル人材とは何なのか」の問いに、全員が必要と言われた解答は、「英語が話せること」です。しかし、英語が話せるは、スタートラインに立てたに過ぎません。真のグローバル人材とは、「国境を越えて仕事のできる人材」で、「ある分野でプロフェッショナルであり、ポジティブに自ら考え行動できる人間」と言うのがインタビューを通じて得られた、私のグローバル人材像です。?

怒涛のごとく過ぎ去ってしまった2日間が、今でも信じられません。
この場をお借りして、私たちに貴重な時間を割いて協力してくださった皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

<マネジメントコース3年 十合 平>

甲南大学
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