特留の魅力について 4年生春名成彦(甲南高校)

特留の魅力について 4年生春名成彦(甲南高校)
特留の魅力について 4年生春名成彦(甲南高校)
CUBE DIARY

特留の魅力について 4年生春名成彦(甲南高校)

2012.09.23

?特留の魅力―国際人になりたいのなら
マネジメントコースでも留学できるので、入試説明会のお手伝いをしていると、「特留に入った理由(マネジメントコースではなく)を教えてください」と尋ねられます。答えはいくつかありますが、一つは「世界に通用する紳士」に近づくには、特留のプログラムが必要だと思ったからです。

○小さなクラスと縦のつながり
人数は、だいたい30人前後です。高校のクラスよりも小さく、4年間変わりません。みんなが常に一緒に勉強するわけではないですが、個人的には連帯感がありつつも自由度もある、ちょうど良い環境だと思います。それは、留学先の寮生活でも同じです。また、入学すると、特留の学生主導のイベントがいくつかあります。その中で、特留の先輩と知り合いになれば、より充実した学生生活を送るとともに、自分がどのような人生を送りたいかを考える指針になると思います。?

○環境
現在、モンゴルの首都ウランバートルで、国際的NGOでインターンシップをしており、休日の合間を利用してこの文章を書いています。学期中は、学内施設のO-Zoneという場所で、アシスタントスタッフのアルバイトをしながら、後輩の英語力向上を手助けしています。そして、留学先のニューヨーク州立f大学バッファロー校では、EBA時代から提携のある学校なので、先輩や私の姉(EBA在学中に同校に留学)を知っている人もいましたし、たくさんの人と助け合い、より充実した日々を過ごせたと思います。私がこのような環境に身を置けるのは、特別留学コースがEBAコースのプログラムを一部継承し、CUBEのプログラムとして再編されたコースであるからでしょう。「世界に通用する紳士」とは、留学経験のあることでしょうか?英語に秀でていることでしょうか?私は、個人的に学業やTOEFLの成績、留学経験などにはあまり興味がなく、全て学生生活の中の過程としてとらえています。そのためこのプログラムはとてもよく機能しています。それでは、以下、私のCUBEライフを紹介してみたいと思います。?

?4年生として自分の特留生活を振り返って―学びの環境とは?
1回生から留学中の生活には他の記事に掲載されていますし、字数がとても多くなるので省略します。
1回生:CUBE STYLE 学習http://www.konan-cube.com/system/diary/archives/date/2009/08

留学中:学生たちがゆくhttp://www.konan-cube.com/students/stab_02.html?

1回生の夏休みにカンボジアに旅行に行きました。また、1回生の春休みは週5日CUBEに登校し、留学を目指す学生とTOEFLの勉強をしていたことなども後の学生生活に影響を与えました。留学後は、可能性が広がった分、進路に関する悩みも増えました。就職、UBに転学、大学院進学、それとも卒業後はもっと広い世界を長期間かけて見て回るか。まだ確実な答えは出せていませんが、総括して、自分が特別留学コース1期生として学生生活を送っていたことが、大学生活を有意義なものにしたと思います。1期生、特留ということで、たくさんの困難に直面し、解決してきました。その結果、今の自分がいます。もちろん、楽しいことばかりではないし、振り返ると孤独や他人の期待との戦いの連続でそれを乗り越えたから楽しかったと思います。その時はつらいですが、振り返れば、それは全て経験や知識として、良い形で蓄積されます。特別留学コースにいることが、自分を育ててくれたと振り返ります。

?将来の夢―たくさんの“別世界“に出会う
私はこれまでたくさんの場所に訪れました。その中には少し変わった場所も含まれます。そのような場所に行けたのは、特留に入って、より広い世界への切符を手に入れたからです。NYCのマンハッタンとその他地域の大きすぎる格差、ゴミ山の上に町が存在するフィリピンのスモーキーマウンテン、未だ混乱の続くキューバ、人口流入激しく麻薬戦争撲滅のデモが行われていたメキシコシティ。これらは一例ですが、すべて自分で経験した、生の情報です。そして私は今、資源バブルとインフレに悩むウランバートルにいます。日本国内も含めて、よりたくさんの、未だ自分が出会ったことのない世界に飛び込んでみたい意欲がまだまだあります。これは、CUBEで「地球市民としての教養」を学んでいることも大きいです。また、授業で基礎的から発展的な知識を得て、実社会で学習・体験するというのがCUBESTYLEだと考えます。個人的に、幼少時からNY、LONDON,TOKYOというようなグローバル都市のみに焦点を当てて世界を知った気分になるような人にはなりたくないと思っていました。それは甲南学園の創設者である平生先生の意図した国際人ではないと思います。地球はもっと広い。このようなことは他人から教わることはできないと思います。CUBEで培った経験を生かし、自分がどのように社会に貢献できるかを探求してきたいです。

?高校生へメッセージ:Connecting The Dots
受験生一般と、特別留学コースを希望する学生にメッセージがあります。
まずは受験生一般に向けて。私はAO入試を利用して入学しているのであまり受験というものを経験していません。ただ、CUBEに入ってからとても勉強しました。朝8時に登校して夜11時に下校するという時期も多々ありました。他の大学生が遊んでいる中、課題や留学準備に追われ、孤独でした。その経験があったから留学先で、現地アメリカ人の学生しかいないクラスでも結果【成績「A」・クラスで1番】を残せたと思います。私は、努力が報われるとは思いません。特に、私の経験では、努力がどこかで化学反応をおこして、本来の目的とは全く別の場所で実ることが多いからです。ただ、その過程で得たものは、その後の人生においてとても必要なものです。だから、行き詰ってもあきらめずに続ければ、結果は何らかの形で後になってついてくると思います。

特留を希望する学生へ。特留で有意義な生活を送るには、よくばりでいることが必要です。私自身、やりたいことだけやっているので、問題や課題を抱えすぎることも多々あります。ただ、その挑戦の結果が1年、2年経過してなんとなく実感として湧いてきます。特留は大きな可能性を秘めていると思います。ただ、重要なのは、精進するための土台があるだけで、入ればみんなが成功するというプログラムではありません。自分の意志が必要です。これは、CUBEと海外での生活を通じて痛感することです。特留は、そのような先輩がいるコースです。ぜひ、特留に入って、世界の広さを感じてもらいたいです。

甲南大学
Copyright © Konan University. All Rights Reserved.
ページの先頭に戻る