~地域創生を考えてみる ~【「調査研究」による地域貢献活動への参加】プロジェクト

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CUBE DIARY

~地域創生を考えてみる ~【「調査研究」による地域貢献活動への参加】プロジェクト

2021.09.01

本日は、CUBEの学びの中心である研究プロジェクト科目についてご紹介いたします。研究プロジェクト科目は、年間約40種類のテーマがあり、その中から自ら学びを選択する科目です。今回は『「調査研究」による地域貢献活動への参加』プロジェクトを受講した3年生の 赤松幸奈さんのインタビューをお届けします。

Q.【「調査研究」による地域貢献活動への参加】プロジェクトに参加しようと思った動機は何ですか?

私は地域創生に興味があり、地域の課題解決に貢献するビジネスアイディアコンテストに参加できるプロジェクトであったからです。また、このプロジェクトはグループでの活動がメインであるために、グループワークの難しさや、コミュニケーションの取り方などを学ぶことができると思ったからです。

Q.プロジェクトでどのようなことを学んでいるのか教えてください。

このプロジェクトは、地域の課題解決を目標とし、データを用いてその地域の問題を解決することができる政策を考え、そして実行するためのプランについて提示・発表を行います。
授業内では、【地域経済分析システムRESAS】というサイトを使用します。このサイトでは地域経済についての情報を得ることができ、私達はこのシステムを使用して、自分自身で地域経済の情報収集の仕方や得た情報を利用し、どのような過程で問題を明確にし、また改善していくのかについて学びました。

Q.チームの活動で難しかった点や学んだ点を教えてください。

グループでの活動で一番難しかったことは、コミュニケーションでした。私のグループは、私以外のメンバーが下級生であり初対面であった上、オンラインでのやり取りでした。慣れない状態でコミュニケーションを取り、話をまとめて作業を行うことは難しくて苦戦しました。しかし、授業間の休憩などの時間を積極的に利用してコミュニケーションを行ったことで自然に打ちとけあうことができ、その後の話し合いや活動をスムーズに進めることができました。
そして、今までのプロジェクトでは上級生に引っ張ってもらっていたのですが、今回は私がその役目を果たさなければならなかったのがとても大変でした。しかし、グループ全員が積極的に協力してくれたので大変な面もありましたが、最後まで完成させることができました。

Q.オンラインを活用した授業で学んだことを教えてください。

オンラインでのゲストスピーカーによる授業では、トライアスロン大会を行う事について学びました。
授業内容は、実際毎年たくさんの方々が参加し、盛り上がりを見せている石垣島トライアスロン大会の運営方法についてでした。私たちはこれらを聴講して、たくさんの人々が参加する大会を毎年開催するための必要事項や若い人たちの集客方法などを学ぶことができました。具体的な集客方法には、若い世代の利用者が多いインスタグラムを用いて人気インスタグラマーに島の良さを広めてもらうことでした。この話を伺って、世代によって流行が変化し、それによって利用される媒体も大きく変わっているので、宣伝もその動向に合わせた方法を実施することが集客を行う上で基本でもあり、とても大切であることを理解しました。

Q.地域活性化に向けてどんな提案・発表をされましたか?

私達のグループは高知県大月町の活性化を目標としてプランを考えました。大月町では人口減少問題、観光客の宿泊数が少ないなどの問題がありました。そこで、私たちはコロナ禍において注目され始めた「ワーク」(仕事)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語の「ワーケーション」に着目しました。会社員などが、休暇などで滞在している観光地や帰省先などで働くという、この新しい働き方「ワーケーション」と大月町の魅力的な既存資源を組み合わせた提案をしました。またミニトライアスロン大会も提案しました。これは、大月町の既存資源であるきれいな海の魅力やそのほかの魅力も知ってもらい、この町を気に入ってもらうことでリピーターができるようにプランを作成しました。私たちが工夫したことは、大月町に既存する魅力的な資源をいかに有効活用していくことができるかを一番に考えていった点と実際にトライアスロン大会を行うことで地域創生に成功している方々にお話しを伺い、プラン作成にあたってアドバイスを頂戴して作りあげた事です。

Q.このプロジェクトを通じて、どんなことが成長したと思いますか?

私はこのプロジェクトを通して、グループで一つの目標に対して一丸となることの大切さを学び、実際に地域課題を解決していくことの大変さを理解することができました。今までは表面上の提案だけを考えていましたが、表面上だけでなく、その提案は現実的であり、実際どれくらいの収益を上げることができるのかなど、深い部分まで見ていく大切さについてよく分かりました。そして、今までグループをまとめたことがなかった私にとって、グループをまとめていく力だけでなく、オンラインであっても対面であってもコミュニケーションの大切さや方法を得ることができたのではないかと思います。
今回のプロジェクトを通して、自分の至らない点や経験が少なかったからこそ難しい点もあったので、これからはこれらを改善しより良いプレゼンができるように頑張りたいと思います。

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