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学生に伝えたいこと

CUBEでの学びのスタイル

他の大学・学部と比べて、どんなところが違うんですか?

佐藤
CUBEでの学び方は、今まで経験したことのないとてもエキサイティングなものです。

普通の大学なら、大教室で先生が話したことをノートにとって、
最後に受ける1時間くらいの試験で学力が評価される。

でも、人間の成長って、そんな簡単に点数化できるものじゃないでしょ。

授業中に「黒板に定義を書いてください」っていう学生が
多いけど、記憶するだけではダメ。

記憶というのは、学びのほんの一部でしかないんです。

それは、本当の理解ではないということですか?

佐藤
大学で本当に学ぶべきなのは「答えを覚える」ことではなく、「より正しい答えに近づく力」と「高いモチベーションを持ち、考え続ける力」です。だから、先生が黒板に書く知識や解釈を記憶するのではなく、現実問題に対応することで知識を身につけ、実践的に学ぶことが大切なんです。

社会に出てから学ぶことの多くは、実践や経験を通じて身につけることばかり。
車も教習本を読むだけでは運転できませんよね。実際に車を運転し、必要に応じてマニュアルを読むと、上手に使えるようになる。

CUBEでは、実践を大切にした学び方をすると。

佐藤
そうですね。日本の学校ではそういった学習方法をとっていないので、1年生の間は「CUBEの学び」に慣れるまで大変だと思います。

ただ、「学ぶための力」を身につけたらそれは人生の大きな財産になる。将来どんな分野に進んだとしても必ず自分を助けてくれます。だからCUBEでは、「新しい学び方」を学びます。そして、自ら考え、行動する。

そうなると、苦手な科目でも克服できるかもしれませんね。

佐藤
もちろん、そうです。
「英語が苦手」とか「数学が嫌い」とか、いろいろあると思うけど、多くは自分ができないと決めつけているだけ今までの学び方や考え方を変えることで、まだまだ自分の力を伸ばすことができる。

だれもが、自分自身を、自分の未来を変えていく力を持っているんです。そのために、僕たち教師は一生懸命に支えていきます。たとえば、考える力、話す力、答えに近づく力・・・。そういったことを「小さなクラス」でプロジェクトを組んで、先生と学生が一緒になって学んでいくんです。

ところで、小さなクラスってどういう意味ですか?

佐藤
僕たちは、寺子屋とか、グリフィンドール(ハリーポッターの寮)って呼んでいます。

1年生で最も特徴的なのが、基礎リテラシーの授業。
4クラス(1クラス50人ほど)に分かれて、調べる・考える・発表するといった基礎的な学ぶ力を養います。

そのクラス毎に固定の教室があって、クラスメイトや先生と1日に何度も顔を合わせる。家族やチームみたいに一緒に学ぶ一方、クラス単位で体育祭などのイベントや、大学のルールづくりにも参加していきます。

そういった毎日のなかで、「CUBEの子」が育っていくんです。

CUBEの子とは?

佐藤
CUBEでは、学問だけでなく、大きなテーマとして「人づくり」を掲げています。学生たちには、人間性豊かな若者に育ってほしい。自信もって自分らしい生き方ができる人、周囲の人たちに気遣いができ、必要なときに少しでも手助けしてあげられる人。

たとえば4月に、こんな場面を見かけました。
食堂で数人のグループがご飯を食べていたんですが、そこに入学したばかりでまだ馴染めない男の子がきて、一人ポツンと食事を始めた。すると、グループの女子学生の一人が「こっちで一緒に食べようよ」って声をかけに行った。

そういうことって、とても大事なことなんです。人の気持ちをちょっと察してあげるとか、手を差しのべてあげるとかね。

人間として大切なことを理解して、実践してくれる「CUBEの子」がどんどん増えていってほしいと思っています。

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