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学生に伝えたいこと

未来は変えられる

CUBEでの4年間をどう過ごすか。

学生大学や学部を選ぶのは難しいです。

佐藤

高校生の皆さんの悩みって、こんなことじゃないですか?
「経済学部と経営学部は何が違うのか」、「法学部と経営学部では、どちらが就職に有利か」、「英語学科で学ぶ英語と、CUBEで学ぶ英語にどんな違いがあるのか」・・・。
多くの人は、こんなふうに学部選択で悩みます。でも、実際は真剣に悩む必要はないのです。

考え悩むべきことは、「どの学部が就職に有利か」ではなく、「どの大学、どの学部に行ったら自分が頑張れるか、そして成長できるか」。「大学生活をどのように過ごせば、自信を持って社会に巣立っていけるのか」ということ。
もし、CUBEに行くかどうかを悩んでいる人がいたら、CUBEでの4年間をどう過ごすかを考えてください。大切なのは「成長できて良かった」と思えるように自分が動くことです。

学生私でも4年間頑張れるでしょうか?

佐藤

多くの人はね、過去と現在が連動していると考えています。甘く怠惰な過去の自分が、自信の持てない今の自分を作っていると。しかし、そうであれば、過去は変えられないのだから、現在も変えられないことになります。

僕は30年間教師をしていて、学生が変わっていく様子を見てきました。成長して、自信をつけていく過程を数多く見てきた。過去に関係なく、今の自分は変えられるのです。
それは、今の自分を変える原動力が、過去ではなく未来にあるから。自分の未来を見つめて、「なりたい自分、やりたい何か」が見つかると、今の自分が変わり始めるんです。

学生「未来を見つめる」とは、どういうことでしょうか?

佐藤

未来の自分を具体的にイメージするということ。10年後になりたい自分を思い描き、その自分と対話してみることです。
たとえば、あなたが海外で起業したいと考えているなら、それはどんな国で、どんなサービス・商品を提供したいのか、共に働く仲間をどのように集め、自分のビジネスにはどのようなミッションがあるか・・・と明確にイメージすればするほど、今の自分が身につけるべきことが見えてくる。
英語力はもちろん必要だけれど、顧客や従業員と心を通わせるためにはもっと人間的な力が必要かもしれない。会社を立ち上げるためには法務的な知識も必要だ・・・とかね。

学生どうしたら効率的に仕事がこなせるようになるのですか。

佐藤

私は仕事ができる、効率的な人に見えるようですが、実は他の人と能力に大きな差はないのだと思います。その違いは、能力の使い方、仕事のこなし方に工夫があるのです。
話を車に例えると、皆さんと僕のエンジンはほとんど変わりません。一番違うのは、ヘッドライト。みんなのライトが10メートル先を照らしているとしたら、僕は100メートル先を照らしている。先の障害物が見えて、事前に少しずつ回避行動を取っているので、スピードを出して走ることができます。
重要で急ぎ対応しなければならない仕事に追いまくられる人がいます。僕は、そういった状況が起こらないよう、事前に手を打ちます。仕事で一杯一杯になる人が世の中には多いけれど、何かを達成している人って、大変な仕事を瞬時にこなしているのではなく、大変なことを先送りせず、小さな努力と工夫を毎日少しずつ積み重ねているのです。

学生工夫をすることが成長することにつながるのですか?

佐藤

たとえば、ある日突然にサッカーが上手くなるなんてあり得ないでしょう。上達してレギュラーに選ばれるためには、パスを受け取るための動きだし方とかスペースの作り方とか、いろんなことを改善していかないといけない。そのためには、細かな工夫をたくさんすることが大事です。
若い人はある日、突然、自分が変わる、自信が手に入ると期待するけれど、人生において「革新」というものはないのですよ。小さな「改善」を積み重ねることでしか、自分を変えたり、自信を身につけることはできないですよ。
パソコンで言えば、ある日すばらしいソフトを手に入れインストールできると考えるのではなく、OSを日々更新していくことが、効率を上げるための一番の近道なのです。

やりたいことが見つからない人は、行動してください。

学生私はやりたいことがまだ見つからないのですが・・・。

佐藤

なりたい自分が見つからない人は多くいます。そういう人は、行動してください。自分は本当にこの山を登りたいのか?と考える前に、まず登ってみる。頂上に立って違った景色が見えてきて、次に登りたい山が見つかります。
大切なのは、その一歩を踏み出す勇気。そこから、発見があって、次の行動につながって、自分を変え、未来を変えることになる。
CUBEの学生のなかにも、最初は迷いながらも行動しはじめた人が多くいます。その結果、一人ひとりが何かを見つけている。失敗したり、仲間に助けてもらって努力したりしてね。

学生自分で行動することが大切なのですね。

佐藤

人は自分の経験からしか学べないのです。特に若いときの経験は大切です。
たとえば、マイナス10℃以下の雪山に1週間こもるという経験をしてきた学生がいます。これはある人材育成会社が提供しているプログラムで、CUBEからの参加者は彼ひとり。地図と必要最低限の食糧・備品だけを渡されて、8人のチームで決められた期間内に頂上をめざすというプログラムです。
冬の雪山は一つ間違えれば命にかかわる危険な場所です。頂上を目指し、そして安全に戻ってくるためには、お互いが助け合い、自分を律して行動しなければならない。メンバーは日常生活では想像できないような体験や感情を共有しました。そこで彼が得たものは、これからの人生に大きく影響するでしょう。
その他にも、上海で現地の中国人学生と交流してその優秀さに刺激をうけた学生、あこがれの車業界で社長のカバン持ちを体験した学生、いろいろおもしろい経験をしています。

雪山ごもり人材育成体験「-10℃以下の雪山で、期限内に頂上をめざす」

CUBEはね、魔法学校と呼ばれています。それは、自分の未来は変えられると信じることから始まる。自分の未来を変えられると信じ、行動すること、努力することで、今日どう生きるか、今の自分が変わり始めるのです。

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